あまりにも

不完全なこの世界がただただ滑稽に映る。
愚かしくも愛しく、儚くも憎らしくてたまらない。
この世界の終焉を願う傍らで、この世界の存続を祈っている。
白と黒で染められたこの世界が最終的にどちらに染まるのか。
零と壱、最終的にどちらに収束するのか。
私にはその答えを知る術はないが、いつかはその答えが出ると確信している。
不安定で不安定なこの世界の行く末を今日も頭の片隅で気にかける。